VMware Player に qemu からお引っ越し

普段使っている環境は VineSeed なので、Vine Plus 向けパッケージの
構築用に qemu 上に Vine 3.2 をインストールして使っていた。

でも結構負荷が高くて常用するのは辛いな〜と思って所に、
qemu で VMware 用のディスクイメージを作って、本来は再生専用(?)の
VMware Player 上に仮想環境を構築できると知ったので、早速試してみた。

まず VMware Player のダウンロードページから Linux 用の rpm を
落としてきてインストール。
その後、root になって vmware-install.pl を実行して環境を設定。

次に qemu-img を使って vmware 用のディスクイメージを作成。
今回はとりあえず3GBで。

$ qemu-img create -f vmdk vine32.vmdk 3G

そしたら vine32.vmx と言う仮想マシンの設定ファイルを
Weboo! Returns. さんを参考にこんな感じで作成する。

#!/usr/bin/vmware
config.version = "8"
virtualHW.version = "3"
memsize = "128"
ide0:0.present = "TRUE"
ide0:0.fileName = "vine32.vmdk"
ide0:0.redo = ""
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.deviceType = "cdrom-raw"
ide1:0.fileName = "auto detect"
ide1:0.autodetect = "TRUE"
floppy0.fileName = "/dev/fd0"
floppy0.present = "FALSE"
ethernet0.present = "TRUE"
ethernet0.connectionType = "bridged"
ethernet0.addressType = "generated"
ethernet0.generatedAddress = "00:0c:29:2e:a8:26"
ethernet0.generatedAddressOffset = "0"
usb.present = "TRUE"
sound.present = "TRUE"
sound.virtualDev = "es1371"
displayName = "Vine Linux 3.2"
guestOS = "other24xlinux"
nvram = "vine32.nvram"
uuid.location = "56 4d 65 ed c7 42 90 39-0b 4e a0 6c 4f 2e a8 26"
uuid.bios = "56 4d 65 ed c7 42 90 39-0b 4e a0 6c 4f 2e a8 26"
checkpoint.vmState = ""
tools.remindInstall = "TRUE"

ちなみに iso イメージを ide1 にマウントしてインストールする場合は、
こんな感じに記述すればOKだった。

ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
ide1:0.fileName = "/path/to/Vine32-i386.img"

動作はかなりネイティブに近くて、かなり快適になった。
これがフリーだなんて VMware 社も面白い戦略とったもんだ。

# それにしても本当は qemu-img で既存の環境を convert できなかったのが
# 残念。

コメント 2

イメージの変換なのですが、自分はこのページを参考に
http://nhh.mo-blog.jp/ttt/2005/11/freebsdwoqemu_7843.html

　こちらの nhc というツールの plamo linux 互換環境用のものを使って、 qcow 形式のファイルを vmdk 形式に変換しました。
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley/2994/tool/nhcl.html

　変換する際に、正常終了しないなど、少し動作が怪しいところがありましたが、変換されたイメージを VMware Player で使う事ができましたよ。
by ichita (2006-01-07 15:46) 

こんな便利なツールがあったんですね。
既に再インストールして、古いイメージは消してしまったので、
もう少し早く分かっていたら…、残念です。

でも情報ありがとうございました。
by kazu (2006-01-10 22:57)